適応障害
こんにちは!フクシノブログです!
今回は適応障害についてお送りします。
適応障害は急増しており、いまやなんと100万人以上が適応障害だとされています。
そんな中で、
「適応障害って何?」
「どんな人がなりやすいの?」
「うつ病と何が違う?」
といったあたりをお伝えしていきたいと思います。
〇適応障害とは
適応障害とは、仕事・学校・友人関係・家族関係・転職などなど、自分が置かれている環境と心の調整が合わず、ストレスが本人の態勢を超えた時に心身の不調があらわれる病気です。
〇症状
人によって症状は様々ですが、「精神」「身体」「行動」の3つに分けられます。
精神面では、気分の落ち込み、不安、喪失感や絶望感、神経過敏など、気持ちのコントロールが出来なくなります。
身体面では、食欲不振、睡眠不足、吐き気、頭痛、めまいなど、様々な不調が出ます。
行動面では、自暴自棄になり、暴飲暴食、不登校や無断欠勤、攻撃的行動、自殺などの行動に症状は様々です。
〇原因
原因はストレスだとはっきりしているため、原因となっているストレスから離れることで症状が改善すると思われます。
〇うつ病との違い
原因となるストレスから3ヶ月以内に発症し、ストレスがなくなったところから6ヶ月以内に回復するとされています。
ただし、ストレスの環境が続く場合は症状が長引くことがありますが、概ね2年を超えない範囲とされています。
うつ病と適応障害の大きな違いは「ストレスを取り除いても持続するかどうか」です。
〇新型コロナの影響
ここ数年の新型コロナウイルスの影響で在宅ワークが増え、ストレスが溜まってしまい適応障害の症状が出る人がいたり、逆に対人ストレスが減少して明るく元気になる人がいたり、その人がおかれる環境によって大きな変化がみられます。
適応障害の原因はストレスなので、そのストレスを回避すること、逃げることが治療の中で最も重要な点です。
「適応障害なんて怠けてる!!」
「逃げるな!!」
「気合で何とかなる!!」
なーんて精神論、根性論はもってのほかです!
逃げるが一番、生活環境からストレスを取り除くことが一番です。
ただ、ストレスの原因が多岐にわたったり、自分がストレスだと思っていたところと別に原因があったなんてことも多いので、医師や心理士とのカウンセリングを通して原因を探る必要性もあります。
まずは受診することをお勧めします。