福祉と趣味と、ときどき〇〇

現役社協職員による福祉のブログです!

パーソナリティ障害

こんにちは!フクシノブログです!

今回はパーソナリティ障害についてです!

 

〇パーソナリティ障害とは

人にはそれぞれのパーソナリティ(性格)がありますよね!

目立ちたがりな人だったり、真面目な人だったり、大雑把、几帳面、内気・・・

この性格の傾向が周囲に被害を及ぼさないのであれば何も問題ないですが、

性格が極度にかたよって周囲の人に被害が及んでいたり、自分が苦しかったり、色々な問題が起こっていた場合は病気としてとらえられます。

よって、パーソナリティ障害とは、多くの人と違う反応だったり行動をしたりすることで本人が苦しんだり、周りが困っている場合といえます。

 

〇パーソナリティ障害の種類

パーソナリティ障害にはタイプがあり、3つのグループに分類されます。

A群・・・奇妙、風変わりな様子が特徴

B群・・・演技的、感情的、移り気な様子が特徴

C群・・・不安や恐れを抱いているのが特徴

 

〇社会適応が難しい変わり者タイプのA群

①妄想性・・・・とても疑い深く、被害妄想が強い。

スキゾイド・・・他の人への関心が薄い。孤独が好き。感情表現が乏しい。

③統合失調型・・・現実離れした奇妙な言動あり。統合失調症に近い状態。

 

〇周囲を巻き込む感情的で衝動的なB群

④反社会性・・・反社会的行動に罪悪感がない。道徳心や共感がない。

⑤境界性・・・・感情や対人関係が不安定。自傷行為等の衝動行為もある。

        パーソナリティ障害の中で最も患者数が多い。

⑥自己愛性・・・自分を過大評価しており、周りから同じ評価がないと強く不満。

⑦演技性・・・・派手な外見、芝居のような言動で注目を集めたい。

 

〇内にこもって不安が強いC群

⑧回避性・・・周囲からの評価を恐れたり、恥をかくことが不安で社会活動の機会をさける。重度になると引きこもり。

⑨依存性・・・人依存が強い。孤独に弱い。自分で決める決定力なし。

⑩強迫性・・・こだわりが強く、自分なりの完璧を求めるため、周囲が混乱する。

 

このA群、B群、C群に共通して言えることは

◇物事のとらえ方が偏っている。白か黒か、0か100か。

◇感情や衝動性のコントロールが苦手。

◇安定した人間関係や社会生活を築くことができない。自己肯定感が低い。

 

〇原因

詳しいことはわかりません!!

ただ、遺伝子と環境の相互作用によっておこるのではないかといわれています。

(※完全には解明されていない部分)

ですので、大きく分けて遺伝的要因、生育環境、社会要因の3つが原因であるといわれています。

生まれつきの気質や遺伝子的の要因や、生育環境、家族関係、社会状況、虐待、犯罪被害、災害経験などから大きな影響を受けることで発症するとされています。

 

 

パーソナリティ障害の症状は人間関係の問題を引き起こしやすいため、学校生活や仕事に支障が出ます。

治療には長期間かかるケースが多いので、まずは受診、焦らず治療していけるよう近しい人に相談をしてみましょう。