強迫性障害
こんにちは!フクシノブログです!
今回は強迫性障害についてお届けしたいと思います!
〇強迫性障害とは
わかっているのに・・・やめられない!!
「ガスを消したかな」「鍵を閉めたかな」「ストーブを消したかな」
「手を洗っても洗っても、また洗う」
といったような、特定の考えが自分の意思に反して繰り返し浮かび、
その浮かんだものを打ち消すために何度も何度も同じ行動を繰り返す症状です。
私が関わっている方の行動を一例で挙げると、例えば『ロッカーからショルダーバッグを出して肩にかける』という動作の中で、
①まずロッカーが開けられない。できれば触りたくない。開けるところを見ていてほしい、という確認が10回程度。「開けるとこ見てて、見てる?開けるよ?見てる?見てる?ここがロッカーだよね?開けるよ??見ててね?見てる?」という感じ。
②バッグを手に持ち、前と後ろの確認をする。
「前はこれであってる?これが前だよね?肩にかけるよ?見ててね?前はこっちであってる?反対じゃない?かけるよ?見てる?」という感じ。
③本当に自分の肩にバッグがかかっているかの確認
「バッグある?触ってみて?ある?こっちが前?あってる?かかってる?触ってみて?もう一回触ってみて?」という感じ。
このような確認を支援者とします。
トイレに行くと、本当にしっかりお尻を拭けているかが心配になり、トイレットペーパーを一回で3ロール使ったこともあります。
なんとなくイメージできるでしょうか?
〇原因
原因は今のところわかっていません。脳の神経伝達に関係していると考えられています。ストレスや生活環境の大きな変化があるケースが多いようです。
また、ストレスが原因で発症した場合はそのストレスの要因が減少するにつれて症状も改善していく傾向も見ることが出来ます。
発症する年齢は10代~20代の若い時期が多く、小児期から症状が始まるケースもあります。
強迫観念・強迫行為によってとらわれるものは、人によってさまざまです。また、一つのことだけではなく、複数のことにとらわれる人も多いようです。
芸能人で女優の遠野なぎこさんであったり、お笑い芸人のプラス・マイナス岩橋さんらが強迫性障害であることをオープンにしていますね。
強迫性障害は色々な症状で困っている方がたくさんいます。
儀式行為をやめられないとか、潔癖症に悩まれているとか、物へのこだわりであったり、自分が書いた字が気に入らなくて1時間以上書き直すなどなど、
当事者の皆さんは本当に苦しんでいることが多く、またそれを周囲に言えない状況である方も多いです。
心配なことがあれば勇気を出して受診の一歩を踏み出すことをお勧めします。