福祉と趣味と、ときどき〇〇

現役社協職員による福祉のブログです!

統合失調症

こんにちは!フクシノブログです!

今回からは各精神障害にスポットをあててお送りします。

 

まずは統合失調症から行きたいと思います。

良く聞く障害のひとつで、ネットでは統失とか、スラングで糖質とか言ったりしているみたいですよ。

仕事の上では絶対言いませんけどね。

 

〇原因

ぶっちゃけはっきりわかっていません。

以上。終了。解散。

とするわけにはいきませんので、軽く解説すると「脳内で情報を伝える神経伝達物質のバランスが崩れる」というのが関係しているんではないかと言われています。

環境とか大きなストレスも関係していたり、遺伝子も関与していると言われています・・・。

要は、遺伝子とか環境とかいろいろなことが関与しているからはっきりわかんないんだよね。と言うところだと思います。

 

〇症状

①陽性症状

この症状代表的なものは「本来あるはずのないものが現れる」ところにあり、

幻覚・妄想などが挙げられます。

◇幻覚

実際にはないことを、現実的な感覚としてとらえてしまうこと。

・自分の考えが他人の声になって聞こえる。

・誰もいないのに自分を罵る声が聞こえる。

・複数の人が自分のことをうわさしている声が聞こえる。

・自分に命令する声が聞こえる。

などなど・・・。

 

統合失調症の方にどんな幻聴が聞こえているか教えてもらったところ、酷い時は一日中自分のそばに複数人がいて、行動や考えを否定され続けているそうです。

「死ね」「おまえなんて必要ない」といった強い言葉がきこえることもあるそうです。

 

◇妄想

間違ったことが浮かび、それが事実や現実だと確信してしまうことです。

・誰かにずっと監視されている。

・誰かが自分に嫌がらせをしている。

・(話している人を見て)自分の悪口を言っている。

・誰かに命を狙われている。

などなど・・・。

 

妄想の方のお話を聞いてみると「今朝は警察が自分を見張っていた」「近所の人が3人で自分の悪口を話していた」など、上記に当てはまる話を聞くことができました。

 

陰性症状

陰性症状は、(意欲や感情など)本来あるものがなくなってしまう症状です。

感情の平坦化や意欲が無くなったり、集中力やら持続力の低下、引きこもりや無気力、倦怠感などがあります。

喜怒哀楽の表現がうまくできなくなります。

 

〇病期

統合失調症には4つの病期があると言われています。

①前兆期

代表的な症状が見られる前に発症の前触れのような症状が出ます。

・不眠で眠れなくなる

・あせったり、不安になったりする

・音などに過敏になる

ただ、これらの症状は日常生活の中で誰もが経験することかと思います。

ですので本人も周囲の人間も気付かないことがよくあります。

 

②急性期

前述した陽性症状と陰性症状が見られるようになります。特に陽性症状が目立つようになります。

 

③休息期

感情の平坦化や意欲の低下が見られます。

台風のように急性期が過ぎ去ると休息期が訪れます。この時期は陰性症状が中心になってきます。

注意すべきは、少しの刺激によって急性期に逆戻りしやすい時期でもあります。

 

④回復期

徐々に症状が治まっていき、無気力な状態から回復していきますが、認知機能障害が目立つこともあります。

認知機能障害は、注意力や記憶力が落ち、計画を立てたり効率よく物事をこなしたりすることが難しくなります。

 

統合失調症の早期発見のためにも、前兆期にある症状が見られた場合は受診をすることをおすすめします。